更新日:2026年10月9日
「OneDriveに保存しているのに、PCの空き容量が減っている」ということはありませんか。
OneDriveのファイルは、クラウド上だけでなくPCにも保存される場合があります。開いたファイルや、オフラインで使うように設定したファイルは、PCのSSD・HDDの容量を使います。
あまり使わないファイルを「オンラインのみ」に戻すと、クラウド上のデータを残したままPCの空き容量を増やせます。この記事では、Windows 11を中心に操作方法を説明します。WindowsやOneDriveのバージョンによって、画面の表記が異なることがあります。
OneDriveの保存状態を確認する
エクスプローラーでOneDriveフォルダーを開き、ファイルの「状態」欄を確認しましょう。
| アイコン | 保存状態 | インターネットにつながっていないとき |
|---|---|---|
| 青い雲 | オンラインのみ。開くとPCにダウンロードされます。 | 開けません。 |
| 白地に緑の輪郭とチェック | PCにも保存されている、ローカルで利用可能なファイルです。 | 開けます。 |
| 緑の丸に白いチェック | 「このデバイス上で常に保持する」に設定したファイルです。 | ダウンロード完了後は開けます。 |
オンラインのみのファイルも、エクスプローラーには名前が表示されます。必要なときに開けばダウンロードできますが、その分PCの容量を再び使います。
参考:Microsoft「OneDrive ファイル オンデマンド」
PCに保存済みのファイルをオンラインのみに戻す
すでにPCにあるOneDriveファイルの容量を解放したい場合は、次の操作を行います。
- エクスプローラーでOneDriveフォルダーを開きます。
- 容量を解放したいファイル、またはフォルダーを右クリックします。
- [空き領域を増やす]を選びます。
- 処理が終わり、状態アイコンが青い雲になったことを確認します。
この操作では、クラウド上のファイルは残ります。PCに保存されていたダウンロード済みのデータを取り除くため、PCの空き容量を増やせます。
容量を減らす目的で[削除]を選ばないでください。 OneDriveフォルダー内のファイルを削除すると、クラウド側や同期しているほかの端末にも削除が反映されます。PCの保存分だけを減らすには[空き領域を増やす]を使います。
作成・編集したファイルは、OneDriveの同期が完了していることを確認してから操作しましょう。
オフラインでも使うファイルはPCに残す
出張先や移動中など、インターネットに接続できない場所で使うファイルは、PCに残しておくと便利です。
- 対象のファイルやフォルダーを右クリックします。
- [このデバイス上で常に保持する]を選びます。
- ダウンロードが完了し、緑の丸に白いチェックが表示されたことを確認します。
この設定はPCの容量を使うため、必要なファイルに絞って指定しましょう。フォルダーに指定すると、その中へ新しく追加されるファイルもダウンロード対象になります。
ファイルオンデマンドの設定について
ファイルオンデマンドは、必要なファイルだけをPCにダウンロードする仕組みです。OneDriveのビルド23.066以降では、既定で有効になっています。
以前のOneDriveにあった「容量を節約し、ファイルを使用するときにダウンロード」というチェック欄は、現在の画面では表示されない場合があります。
設定を確認する場合は、次の順に開きます。
- タスクバーの通知領域にあるOneDriveの雲アイコンを選びます。
- 歯車アイコンから[設定]を開きます。
- [同期とバックアップ]→[詳細設定]を開きます。
- 「ファイル オンデマンド」の項目を確認します。
現在の画面では、空き容量を解放するボタンと[すべてのファイルをダウンロードする]ボタンが表示される場合があります。古い画面でオン・オフの切り替えが表示される場合は、ファイルオンデマンドをオンにします。
[すべてのファイルをダウンロードする]を選ぶと、OneDrive内のファイルをPCへダウンロードするため、PCの使用容量が増えます。 容量不足を解消したい場合は、前述の右クリック操作で、使わないファイルをオンラインのみに戻しましょう。
参考:Microsoft「ファイルオンデマンドの設定画面の変更」
ストレージセンサーで自動的にオンラインのみに戻す
一度開いたOneDriveファイルは、PCにも保存されます。手動で容量を解放する手間を減らしたい場合は、Windowsの「ストレージセンサー」を設定します。
- Windowsの[スタート]→[設定]を開きます。
- [システム]→[ストレージ]を開きます。
- [ストレージ センサー]をオンにし、設定画面を開きます。
- ストレージセンサーを実行する頻度を選びます。
- [ローカルで利用可能なクラウド コンテンツ]にあるOneDriveの項目で、開かないファイルを何日後にオンラインのみにするか選びます。
たとえば30日を選ぶと、30日間開いていない対象ファイルが、ストレージセンサーの実行時にオンラインのみに戻されます。設定値は利用状況に合わせて確認してください。
この処理ではクラウド上のファイルは削除されません。また、[このデバイス上で常に保持する]を指定したファイルは対象外です。
OneDriveの項目は、クラウドアカウントにサインインしている場合に表示されます。ストレージセンサーが動作するのは、Windowsが入っているシステムドライブ(通常はCドライブ)です。
同じ設定画面には、ごみ箱やダウンロードフォルダーのファイルを削除する項目もあります。こちらはファイルの削除に関する設定なので、OneDriveをオンラインのみにする設定と区別して確認しましょう。
参考:Microsoft「ストレージ センサーでドライブ領域を管理する」
PCの空き容量とOneDriveの空き容量は別
[空き領域を増やす]で増えるのは、PCのSSD・HDDの空き容量です。クラウド上にはファイルが残るため、OneDriveの使用容量は減りません。
PCの容量不足には、あまり使わないファイルをオンラインのみに戻す方法が役立ちます。ネット接続なしでも使うファイルだけをPCに保持する設定にすると、使いやすさと容量の節約を両立できます。