DNS設定画面のもっとも簡単なアクセス方法
Windows 11/10では、ncpa.cpl を使うと「ネットワーク接続」画面を直接開けます。
- [Windows]キー+[R]を押します。
ncpa.cplと入力し、Enterを押します。- 使用中の[Wi-Fi]または[イーサネット]を右クリックし、[プロパティ]を開きます。
- [インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)]を選び、[プロパティ]を押します。
- 変更前の設定をスクリーンショットなどで控えます。
- [次のDNSサーバーのアドレスを使う]を選び、表の「優先DNS」と「代替DNS」を入力します。
- [OK]で保存し、開いているプロパティ画面を閉じます。
例えばCloudflare 1.1.1.1を使う場合は、次のように入力します。
優先DNSサーバー:1.1.1.1
代替DNSサーバー:1.0.0.1
IPアドレスの設定欄は変更せず、DNSの欄だけを変更します。 上記はIPv4の設定です。IPv6でもDNSを指定する場合は、各サービスの公式案内にあるIPv6アドレスを使用してください。
なぜDNSの設定を変更すると速く感じられるようになるのか
Webサイトをサクッと開けない・・。そんなとき、無料で試せる改善策の一つがDNSサービスの変更です。
特に意識せずPCを使い始めた場合、プロバイダから割り当てられたDNSサーバが指定されていることが多いです。
Webサイトの閲覧時にはURL中のドメイン名などををDNSを利用して接続先のIPアドレスに変換する通信が発生しています。
利用するDNSサーバを変更することでこのやり取り速くなると、ページの表示が始まるまでの待ち時間が短くなる場合があります。
また、広告や悪意のあるサイトへのアクセスをブロックしてくれる機能のあるサービスもあります。
ただし、DNSを変更しても、回線そのものの通信速度が上がるわけではありません。 動画や大容量ファイルのダウンロードが大幅に速くなるとは限らず、主にサイトへ接続開始するときの反応に関係する設定です。
どんなサービスがある?
以下は、いずれも無料・アカウント登録不要で利用できるパブリックDNSです。
| サービス | 特徴 | 優先DNS | 代替DNS |
|---|---|---|---|
| Google Public DNS | Googleが提供する汎用DNS。速度比較の候補に | 8.8.8.8 |
8.8.4.4 |
| Cloudflare 1.1.1.1 | 応答速度とプライバシーを重視 | 1.1.1.1 |
1.0.0.1 |
| Quad9 | 既知の悪意あるドメインへのアクセスをブロック | 9.9.9.9 |
149.112.112.112 |
| Cloudflare Families〈マルウェア対策〉 | マルウェア・フィッシング関連のドメインをブロック | 1.1.1.2 |
1.0.0.2 |
| Cloudflare Families〈成人向け制限あり〉 | マルウェア対策に加え、成人向けコンテンツを制限 | 1.1.1.3 |
1.0.0.3 |
| Control D〈フィルターなし〉 | フィルターを使わない通常のDNS | 76.76.2.0 |
76.76.10.0 |
| Control D〈広告・追跡対策〉 | 広告・追跡用ドメインなどをブロック | 76.76.2.2 |
76.76.10.2 |
設定値・機能の出典:Google、Cloudflare、Quad9、Control D。
Control Dには有料サービスもありますが、表の無料DNSを使うための契約は不要です。独自の許可・ブロックルールや端末別の管理が必要な場合に、有料サービスが選択肢になります。Control Dの説明
どれを選べばいい?
まず表示の反応を比較したいなら、Google Public DNS、Cloudflare 1.1.1.1、Control Dのフィルターなしが候補になります。有害なサイトへの接続対策も求めるならQuad9やCloudflare Families、広告・追跡対策も試したいならControl Dを検討できます。
広告などの読み込みが減ることによって、ページが軽く感じられる場合もあります。ただし、DNSによる広告ブロックですべての広告を消せるわけではないほか、サイトによっては一部機能に影響することもあるので、おかしいかなと思ったら他のDNSサービスに切り替えるか元に戻してください。
変更後は、普段の使い方で比較する
設定したら、普段見る複数のサイトを開き、表示が始まるまでの反応や接続の安定性を確認します。DNSの応答速度は回線や接続経路によって変わるため、どのサービスが速いかは環境次第です。
改善しない場合やサイトが開けなくなった場合は、同じ画面から元の設定に戻します。変更前が自動設定だったなら、[DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する]を選べば戻せます。
DNS変更は、費用をかけずに試せる小さな改善策です。まずは一つのサービスで、普段の閲覧が快適になるか確かめてみましょう。